カメラのISOとは、カメラの光に対する感度を決める設定のことです。ISOの数値が高いほど同じ露出に必要な光の量は少なくなり、数値が低いほど多くの光が必要になります。この設定は通常、ISOという名前の行に、写真のExifデータとして保存されます。
ISOは、International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略称でもあります。この機関は、言語コードや国コードなどの規格を策定・公開しています。カメラのISO設定は、デジタルカメラ向けに規定された標準ISO 12232におけるISO速度に由来する名前です。
その値がどのように表示されるか
値は100や3200のような整数です。数値が大きいほど感度が高くなります。
50または100: 明るい環境向けの低感度です。多くの光が必要ですが、画像のノイズは少なくなります。200から1600: 一般的なカメラのISO設定の範囲です。3200、6400、または12800: 暗い場所や非常に速いシャッタースピード向けの高感度です。ノイズが目立ちやすくなります。65535: メインのISOタグで扱える最大の数値です。
ISOの数値が2倍になるごとに、同じ露出に必要な光の量は半分になります。例えば、ISO 200で1/250秒と、ISO 400で1/500秒は同じ露出になります。どちらの場合も絞り値は同じです。
値の由来
この値は、写真を撮影した瞬間にカメラによって書き込まれます。Exif規格では、このタグのIDは0x8827、名前はPhotographicSensitivityです。Exif 2.21までのバージョンでは同じタグをISOSpeedRatingsと呼んでいたため、その名前が表示される場合もあります。
2つ目のタグであるSensitivityTypeは、カメラがどの種類の数値を保存したかを示します。ISO 12232では、「標準出力感度」「推奨露光指数」「ISO速度」の3種類を定義しています。値が0の場合は不明を意味し、Exif 2.21以前に対応したカメラのファイルなどで見られます。
設定値が65535以上になると、メインのタグには65535が保存されます。実際の数値はISOSpeedやRecommendedExposureIndexなど、より大きな値を扱える別のタグに保存されます。
どのファイルがそれを持っているか
ISOは、カメラが書き込むExifデータの一部です。この値はJPGやHEIC写真、TIFF画像、CR2・NEF・DNGなどのRAWファイルに含まれることがあります。PNGやWebPファイルにもExifデータを保存できる場合があります。
カメラはメーカー独自の「メーカーノート」に、独自のISO関連の項目を追加することもあります。例えばCanonのファイルにはBaseISOやAutoISOが含まれることがあり、実際に使用されたISOは「BaseISO × AutoISO ÷ 100」で決まります。
一部のファイルでは、XMPデータ内にexif:ISOSpeedRatingsやexifEX:PhotographicSensitivityとして同じ値を重複して保存している場合があります。このため、1つのレポート内に複数のISO行が表示され、数値が異なることもあります。
それが重要な理由
ISO(iso とは カメラ)は、絞りとシャッタースピードと並ぶ、露出を決める3つの設定の1つです。3つの項目をまとめて読むことで、その写真がどのような条件で撮影されたかが分かります。例えば、高いISOと速いシャッタースピードの組み合わせは、屋内スポーツのような暗い環境で撮られた可能性を示します。
ISOは画質にも影響します。ISOを上げるとノイズ(フィルムの粒状性に相当するデジタルノイズ)が増えます。一部のカメラには、高感度撮影時のノイズリダクション設定があり、Standard、Low、Strong、Offなどの値が記録されます。
ISOの値が高くても、必ずしも撮影者が手動で選んだとは限りません。オートISOを有効にしている場合、シャッタースピードが適正より遅くなりそうなときに、カメラが自動的にISOを上げることがあります。